しろくまくんとちゃくまちゃん

#2『もあいくんだよ!の回・前編』

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しろくまくんとちゃくまちゃんの日常をのぞき見るこの物語。

かわいい仲間たちや、おもしろいキャラクターがたくさん登場します。

今日はどんなお話が待っているのでしょうか?

のんびり楽しく過ごす2人を見てみましょう。

しろくまくんとちゃくまちゃん。

今日も仲良く、2人でおさんぽ中です。

しろ「今日もいい天気だねー。」
ちゃ「うん。そうだねー。おさんぽ日和だねー。」

そこで、道端でひとり寂しそうに体育座りしている、もあいくんを発見した2人。

しろ「あれ、もあいくんじゃない?」
ちゃ「ほんとだ。どうしたんだろう?なんか元気ないね。」

しろ「やぁ、もあいくん!」
ちゃ「もあいくん、おはよう。」

声を掛ける2人に、小さく返事するもあいくん。

もあい「ああ…おはよう…」

しろ「どうしたの?」
ちゃ「もあいくん、なにかあったの?」

「それが…」と、もあいくんがぼそぼそと答えます。

もじもじするもあいくん。

なにか言いたそうだけど、なかなか話してくれません。

それならと、しろくまくんがもあいくんと手をつなぎます。

しろ「えいっ!」

するともあいくんは、さっきのもじもじがうそだったかのように、思っていることを話しだしました。

もあい「ぼく、実は好きな子がいるんだ!」

いきなりのカミングアウトに、びっくりするしろくまくんとちゃくまちゃん。

もあい「会社の女の子でね、とってもかわいいんだ。先月入社してきた初日に、ぼく、一目惚れしちゃって。」

ちゃ「へぇー、そうなんだ。」

もあい「ほんとはもっと仲良くなりたいのに、勇気が出なくて話しかけられないんだ。」

しろ「それは切ないよね」
ちゃ「でも、誰かを好きになる気持ちってステキ。」

もあい「ぼくにもっと勇気があれば…」

つづく。

次回をお楽しみに!

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回は、もあいくんの淡い恋心を知ってしまった2人のお話でしたね。

かわいいものがたくさんの世界に、あなたも癒やされてもらえたなら幸いです。

それでは、次回もお楽しみに!

-しろくまくんとちゃくまちゃん